2015年11月21日

【報告】「森になるシンポジウム2015」ー森をみつけてー「森になる」具体化に向けて

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 2015年11月14日(土曜)、去年と同じく代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターレセプションホールで第4回森になるシンポジウムを開催した。小雨にもかかわらず総勢70名近くの方が、遠くは大阪、山梨県からもお越しくださった。八ヶ岳からは10名もの方、忍野村周辺からも3名の方々の参加があった。

◯日 時:2015年11月14日(土)12:00開場、12:30開演、16:30終了
◯場 所:国立オリンピック記念青少年総合センター、国際棟一階レセプションホール
◯参加費:1,000.円:小冊子『森になる:設立記念シンポジウムの記録』を含む。(頒布価格千円)
・詳細案内⇒http://shukai.seesaa.net/article/428084768.html

 ダンサー・振付家として、TV舞台で活躍していた阿部圭子の司会で幕を開いたシンポジウムは、デーヴ・ブラウアの挨拶でスタートした。ゲストスピーカー、NPO法人アース・アイデンティティ・プロジェクツ会長河原裕子女史とは前日深夜まで打ち合わせをし、当日はアメリカからの急遽来日されたというVIPをお待たせして、隙を縫って駆けつけてくださった。
 もうお一人のスピーカー、公益財団法人瓦礫を活かす森の長城プロジェクトの新川眞事務局長は、仙台に飛ぶ寸前まで私のプレゼンテーションをお聞きくださった。

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阿部圭子


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デーヴ・ブラウア


【第一部:講演】
◯第一部では先の河原裕子女史が、「世界一大きな絵」の活動について語られた。世界中の国王や大使館の第一秘書官、ユニセフのトップなどにすべてお一人で直接お話して、世界93カ国の賛同を得て実現させていらっしゃるが、柔らかな語り口と女史の物腰からはとても想像できない脱帽すべき実行力である。
NPO法人アース・アイデンティティ・プロジェクツ⇒http://earth-identity-project.com/web/

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河原裕子氏


◯続いてのゲストスピーカー、公益財団法人「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」新川眞事務局長からは、同法人副理事長(理事長は細川護熙)宮脇昭博士とその活動をご紹介頂いた。博士の提唱する「潜在自然植生」による植樹法は、土地本来の森を蘇らせ、災害にもたいへん強い森となる。しかも植栽後3年以降は一切手入れ不要の森となる。ほぼ10年前、森になるの大きなヒントになったのが、博士の植栽法であった。お会いして森になるの原案をお話しした際、鋭い眼光で「本気でやりなさい」と言っていただいたことが昨日のように思い起こされる。
・公益財団法人、瓦礫を活かす森の長城プロジェクト⇒http://greatforestwall.com/

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新川眞氏


◯一般社団法人「森になる」代表理事河野秀海が森になるの「つながりを取り戻す」という概念を、孤独死や若年層自殺の増加などの例も揚げて「人のつながり」の社会的重要性を訴えた。また「自然とのつながり」に関しては放置された植林による災害の多発を例に挙げ、宮脇昭博士の植栽法の必要性を再度確認し、「森になる」のモデルであるスウェーデンの世界遺産「森の墓地」を紹介して、「森になる」のイメージを示し、候補地を見つけている富士山北麓周辺の様子を伝えた。
・森になる⇒http://morininaru.jimdo.com/

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河野秀海


【アートパフォーマンス】
 休憩の後は、ゲストの観音舞のみなさんのアートパフォーマンス。優雅で祈りに満ちた美しい舞は静寂を届け、しばし幽玄の領域が会場に広がった。
・観音舞HP⇒http://maigokoro.jimdo.com/

【第二部:参加者活動アピール】
◯山梨県甲府市で20年にわたり子育て支援の活動をしていらっしゃるNPO法人子育て支援センターちびっこはうすの宮澤由佳代表は、日本でいちばん標高の高い「森の図書館」を仲間と共に開設した。代表の子育てと自然に対する前向きな輝きが、会場全体を明るく包んだ。
・NPO法人子育て支援センターちびっこはうす⇒http://www.chibikko-house.jp/

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宮澤由佳氏


◯世界人類に貢献したいとの思いを形にする都市作りを展開するNPO法人ミレニアムシティの井口浩理事長から報告された法人のコンセプトは、森になるとの共通点が多く見られた。それを具体的に展開する中で、今後のコラボレーションに期待を持てる内容の報告であった。
・NPO法人ミレニアムシティ⇒http://www.npo-mc.com/index.html

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井口浩氏


◯忍野村にある認可幼稚園である森のようちえんウブントゥの大沼博之園長からは、森の幼稚園の発祥から、大自然の中で現在実施している自主性を育てる教育方針が語られた。「ウブントゥ」とは、南アフリカの現地語で「みんながいるからわたしがある」という意味にも聴衆は大きく頷いていた。
・森のようちえんウブントゥ⇒http://ubuntu5678.com/mori/index.html

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大沼博之氏


◯天笑桜の会の石関榮一代表から、日本の桜文化を通して日本古来の美しさを世界にアピールしようという活動が報告された。
・天笑桜の会⇒http://tensho-sakura.com/

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石関榮一氏


◯終活カウンセラーとして事業展開を始めたコスモクリエーター・ジャパン株式会社の藤生崇則代表取締役は、正面から死に向き合うことで生が充実するとの確信から、様々な方々の相談業務始めとし、「終活」をポジティブに表現するため「夢活」と呼びなおして、人生最後の夢を叶えるサポートを展開している。
・コスモクリエーター・ジャパン株式会社⇒http://www.cosmocreator.jp/

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藤生崇則氏


◯フランス哲学と仏教哲学の研究が専門である大竹稽氏は、森になるが「無所有」の意識を呼び起こす可能性について語ってくださった。以前、哲学者の甲田烈氏と学会発表した際、彼は「非人称アプローチとしての森になる」を論じたが、同様の着目点が大竹氏の洞察の深さに感服した。

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大竹稽氏


◯森になる専門委員の盛田明伸は、長年の事業コンサルタントとしての視点から、今後の森になる具体的展開の事業モデルイメージを示し、それに必要な要素を的確に表現した。

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盛田明伸



【質疑応答】コーディネーター:佐原勉
 宮澤由佳氏、井口浩氏、大沼博之氏、盛田明伸、河野秀海が壇上に上がり質疑に応答した。
・宮脇昭博士の植栽法は災害に強いといわれるが、具体的にどのように強いかという問いに、河野代表理事が植える樹種や方法を提示して答えた。
・ほかにも様々な社会問題に対し、次世代に素晴らしい環境と精神を残していきたいと、前向きな討議がなされた。

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佐原勉


 今回のシンポジウムでは森になるからの講演だけでなく、各分野で活動されている方々からもご発表頂き、それぞれの活動の伏流ともいえる共通項を確認できたのは大きな成果であった。今後のさらなる合流による相乗効果が期待される。

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posted by Shukai at 19:34| 東京 ☀| Comment(0) | 森になる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする