2015年12月16日

最後の願い

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 昨晩は、私の母と同年代のお母様のお通夜だった。教育者で、困っている人を見たら、放っておけない人だったと電話でお聞きした。控え室に入ると司会者との打ち合わせで、死因は交通事故だと聞かされた。

 ご遺族に戒名の説明をしていろいろお伝えし、どんな亡くなり方であっても誰もが息をひきとる際には、あらゆることをそのまま受け止め、すべてを許して離れて逝くのだとお伝えした。これは、たくさんの方々をお見送りするうちに強くなった確信である。

 そうお話した途端に、大粒の涙をこぼしながらご長女がおっしゃった。「母は亡くなる前に、毎日毎日とても幸せで幸せで、勿体無いくらいだと言っていました。きっとすべて受け止めていたのだと思います」

 ほとんど即死の事故だったらしいが、薄れて行く意識の中ですべてを受け入れ、残していく人たちの幸せだけを祈っていらしたに違いないと、さらに確信が深まった。

 お通夜が済んだ帰りがけにご長男が「気持ちがとても楽になりました」と、胸に手を当てて微笑んみながら見送ってくださった。

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posted by Shukai at 09:59| 東京 ☀| Comment(0) | 祈り・儀式・佛教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月13日

【報告】エンディング産業展2015での講演

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2万名以上の来場者を数えたという「エンディング産業展」は、2015年12月8日〜10日東京ビッグサイトで開催され、その最終日に依頼された講演を終えた。

一般社団法人森になるの専門委員を務めてくださる、株式会社ジーエスアイ代表取締役橋爪謙一郎氏の紹介だった。氏はアメリカで学んだグリーフサポートおよびエンバーミング普及の第一人者である。
葬儀関係、墓関係、終末関係の方々が参加し、30名ほどの席が埋まった。

エンディングというと、終末から臨終、葬送、埋葬、供養と分野が別れるが、一貫した哲学が必要ではないかとの問いかけから切り出し、「森になる」のつながりを取り戻す思想を伝えた。
終了後、福岡からいらした医療法人の女性は、お母様の介護のためにグループホームを作り、隣りの荒れている寺院を買い取ったが、荒れた墓をなんとかできるかもしれないと希望を語ってくださった。
低所得の家庭が多い地域のため、手入れに費用のかかる墓地は運営できないが、手入れ不要の森の墓地に可能性を感じてくださったのである。

このようにして、日本各地にその土地本来の樹種の森が、少しずつでも増えれば嬉しいことである。

エンディング産業展.jpeg


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posted by Shukai at 06:46| 東京 ☁| Comment(0) | 森になる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月01日

【報告】「『ロスト マンチュリア サマン』上映会と金大偉監督トークの会」

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 2015年11月30日(月)18:00〜21:00、山中湖情報創造館の研修室(移築復元された山中湖尋常高等小学校)で開催した上映会には、遠くは青森、東京都内からの参加者を交え、総勢30名が集まった。
 シャーマンの映画に相応しい「うさと服」で身を包んだ阿部圭子の司会で会は始まった。主催者一般社団法人森になる代表理事河野秀海による開会挨拶につづいて、金大偉監督からの映画製作に関して簡単な経緯解説のあとに映画が上映された。

 取材のため何度も満州国を訪れた監督は、一族の者として儀式にも招かれ、敏か的にも貴重と言える映像とサマンの唄などをカメラに
収めた。数年に及ぶ取材の中、消えゆく満州国文化の行く末を暗示するかのような最古老大サマンの逝去などもあり、観衆は自らのルーツに触れるかのような感覚に襲われたに違いない。
 2時間の上映後の、監督の話と質疑応答では活発な感想が述べられ、専門的な質問などが会場から熱を帯びて発せられた。

サマン02.jpg


 私は天空を見た…

 天空は私を見た…

 最後のキャプションが魂の深奥部に響き、私たちのルーツと、これから向かう私たちの未来への方向性に、大きな示唆を得たような時間となった。壱岐出身の参加者は子供のころ、大樹に同様の儀式を行った記憶を語ってくださった。また、亡父が満州引き揚げ者であったという女性は、父から聞いた話しを懐かしそうに話してくださった。

 神樹を代々伝える満州国の薩満(サマン=シャーマンの語源)たちは、自分たちは森からやってきて森に帰ると信じている。森羅万象を神々と崇め、その摂理に沿うような生き方を求めるそのあり方は、我々日本人の祖先のそれと同様であり深い郷愁を感じさせるものであった。

サマン03.jpg

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posted by Shukai at 08:19| 東京 ☀| Comment(0) | 森になる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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