2016年03月01日

棲み分け理論の勘違い

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 京大名誉教授故今西錦司博士が提唱した棲みわけ理論が、ビジネス界で語られるようになって久しい。ニッチという語も、この理論から生まれた言葉だと聞いたことがある。基本的には、価値観や業種の違う人や企業が、それぞれのサバイバルのために棲みわければいいという解釈である。その表現にも確かに一理ある。
 また、違う価値観の人同士についても「棲み分けが大事」という表現も聞くことがある。価値観の違う人とは距離を置いて関係性を持たない方が互いに上手く行くという訳であろ。

 しかし、このポイントをいま一歩深めてみたい。まず、今西錦司博士が提唱したのはある切り取ったビオトープの中で、それぞれの種が与え合って互いに生命を支えているという調和にアクセントを置いた世界観であったと記憶している。棲み分け理論は、闘って奪い合い環境に適した種が生き残るーすなわち適していない種は滅びるという弱肉強食の世界観とは対極にあり、また関係性を持たないという理論ではなく与え合うという関係性にあるという理論ではなかっただろうか。

 また、すべてがつながっていることを前提とした場合、関係性を持たないということは不可能であり、これほどまでに多様化した現代にあって、地球上で棲み分けるというにはこの星は狭すぎるのは明白である。

 そこで必要なのは、自分のこれまでの価値観の変容と、日本神話の国譲りに見られる精神ーすなわち与えて譲り互いに生かすという智慧なのではないかと思えるのである。

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posted by Shukai at 16:15| 東京 ☀| Comment(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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